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ブタ子の「ちょっと聞いてよ~!」

ブタ子の「ちょっと聞いてよ~!」

物売り兄ちゃんとのバトル!?

物売り兄ちゃんとのバトル!?

道を戻って行くと、またあの兄ちゃんが基点となる角(葉書売りグループが座っている)に出た。
別行動をしている友達(ガワさん)が「葉書が欲しい」と言っていた事を思い出し、どんなもんか見せて貰う事にした。
んー、どれもパッとしない。。。
こんな写真だったら私も撮ってるし、私の葉書の使い道は、自分で取れないような角度の風景をアルバムに残す事だから。
初めから「見るだけ」と断り「いらない」と言っても通用しない。
ヘタに人情のある私は、無視してその場を離れる事が出来ない(付いて来られた時も「こっち行くよ」と声を掛け、ヤツの話にちゃんと返事をしていた)。
まー、1部(10枚入り)100円くらいだったら買ってもいいかと思い「1万ドン(100円=12、700ドン)なら買ってもいい」と言った。
そしたら、1部14万ドンだとか言ってくる。
は?桁が違うじゃん!?そんなら、いらない。
でも、私は知っている。
その言い値の10分の1くらいでも儲けはあるだろう。
その後もかなりしつこかった。
「僕たちを助けてヨ(ご飯が食べたい)」とか「学校に行きたいんだ」とか「お金持ちになって君をダンスに誘いたい(訳分からん)」とか、情に訴えてくる。
食費を稼ぎたいのは分かるんだけど、この子は十分以上に堪能な英語だし、私に葉書買わせて、そのお金でダンスパーティー?
収支が合わないし、第一あんたとなんで出掛けるの??
結局、1万ドンで売る事にしたけど、捨てゼリフがあった。
「君は僕を利用した!僕を馬鹿にしてる!明日合ったらヒドイ目に合わせてやるゾ!」だって。
そんなんで私が引き下がる訳もなく、「あっそ。別に私は困らないけど。あんた、イイ奴だと思ってたのに、信頼した私が馬鹿だったよ。私は葉書なんかどうでもイイんだから、あんたに選ばせてあげる。葉書を取り返すのか1万ドン手に入れるのか、どっちがいいの!?」。
結局(もちろん?!)その子はお金をひったくるようにして帰って行った。
あ、帰ると言うのは、私が宿まで帰る道のりをずーーーっと(奴の友達も参戦して)付いて来ていた道のりを戻るって事ね。


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